全合成達成?? 再び登場,管理人KK(まじめブログ担当)です. アブラムシ研究の一環として,色素の生物活性を調べることもあります. 以前単離したアブラムシの黄色色素(from Aphis spiraecola Patch)に「Furanaphin」があります.このものは,ヒト前骨髄性白血病細胞HL-60に対して活性が認められました. しかし,アブラムシという小さいものを扱っている上に,色素の含有量も極めて少なく不安定なため,単離は困難を極めます(もちろん,ちゃんと取ってこれる技術は持ってますが). そこで,活性のある役立つ化合物なのだから,合成して大量に得よう!!となりました.M2の岩田くんが挑戦していますが,簡単そうに見える化合物でも,やってみると意外とやっかいな物性らしく,四苦八苦.いいとこまで行ってるのに... ところが,昨晩のNMRは,!じゃじゃーん!なんと「もの(Furanaphin)」!!?? 後はきちっと証拠となるデータを取るだけです. 果たして本当に達成できたのか!? 今後の報告に,こうご期待!! PS. うれしさのあまり昨晩飲んだらしいですが,「勇み足にならなければ」と願うKKでした(ちょっと意地悪). PR