Tetrahedronに掲載されました.(08.5.10) 最近,遊びのことしかUPできてないような....そんな中,今年度初の文献がPublishされました!Horikawa, M.; Tanaka, M.; Kaku, H.; Nishii, T.; Tsunoda, T. Tetrahedron 2008, 64(23), 5515-5518.タイトルは「Uroleuconaphins A2a, A2b, B2a, and B2b: four yellowish pigments from the aphid Uroleucon nigrotuberculatum (Olive).」です. アブラムシ(Uroleucon nigrotuberculatum (Olive))に含まれる黄色色素四種を単離構造決定したものです.薬品化学の研究テーマの一つ「アブラムシに含まれる色素の研究」からの論文です.アブラムシといっても,嫌われ者のゴキブリではないですよ.春先になると,でてくる草などの汁を吸うちっちゃな「あいつ」です. みなさん緑色の個体を想像するかもしれませんが,赤や黄色,はたまた黒や白までいます.色彩豊かなアブラムシは,なぜこれらのような「色素」を持っているんでしょう?擬態とも考えられますが,あまりに目立ちすぎる種もいるんです. 今後解明できればおもしろいですね.目指せ Nature ! PR